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2006年02月27日

O-One第2回 アンケートを振り返って

先日行われたO-One第2回大会では、たくさんの観客の方にご来場いただきました。
その際、観客の皆様にお願いしたアンケートから今回の大会を振り返ってみたいと思います。

今回のアンケートで、多くのコメントが寄せられたのは、ディスカッションテーマとモデレータの進行についてでした。
ディスカッションテーマでは、
「参加者もほぼDeveloperなので、Developerがかかえる問題を扱ってほしいです。」
「テーマを難しくすると意見がつまらなくなる。簡単なテーマを面白く発表するほうが盛り上がる。」
など、多くのご意見をいただきました。総じて、ディスカッションテーマに関して不満がある意見が多く、今後は、テーマに関してはさらに考慮する必要があるようです。

またモデレータの進行についてですが、これは大きく二つの意見に分かれました。
「モデレータさん、進行が上手です。テーマが発散的になることが気になりましたが結果よかったと思います。」
「モデレータさんが重要な役割を果たしてましたね。面白かったです。」
という肯定意見のなか、
「ディベートはもっと自由なほうがいい。モデレータさんが誘導しすぎ、直接質問しあうほうが面白いと思う。」
「モデレータさんの質問がディベート内容とずれていて、パネルディスカッションになっている。」
など、モデレータの方の誘導が強かったと感じる方もいたようです。

またその他少数意見としては、
「もっと人数を増やして戦ってほしい。(チームなど)」
「ディベータの上司も同席して応援してほしい。」
「エキシビションで優勝者vs.モデレータをみてみたいです。」
などなど、今後のO-Oneにつながる貴重な意見をいただきました。

これらのアンケートを参考にし、O-One第三回は、さらに充実した企画にしていく予定です。
ディベートテーマ、企画、演出などご提案などありましたら、よろしくお願いします!

投稿者 objectone : 14:18 | コメント (1)

2006年02月14日

O-One第2回タイトル決定戦結果報告

【タイトル決定戦】
議題:SOAによりアーキテクトと業務コンサルタントの合意形成はより容易になる
肯定:小森 裕介  否定:北林 拓丈

【勝者: 小森裕介】

第二回O-One優勝決定戦に引き続き、第一回優勝者の北林氏との
タイトル戦が行われた。

北林氏は前回チャンピオンということで議論の肯定、否定の選択権を挑戦者の小森氏へ託す。
三戦目の疲労が心配されるが、勢いに乗る挑戦者と、
不利な状況の中、いかに意地を見せられるかの前回チャンピオンの対戦となった。

対戦内容としては、持ち味であるやわらかい議論に気迫を加えた小森氏に対し、
風格と論理性をバランスよく兼ね備えた前回チャンピオンの北林氏のコメント。
二人の議論の論点は、
今後のSOAの展望という「未来を見据えた議論」を繰り広げる小森氏と、
現実問題としてSOAのみで合意形成が容易になるとは考えにくいという
「現場感あふれる議論」を行う北林氏。

タイトル戦にふさわしい高度な議論の勝敗決定は難航した。
会場は前回チャンピオン北林氏を支持、一方審査員は挑戦者小森氏を支持。
結果的には、総獲得票で挑戦者の小森氏の勝利となった。

二連勝で勢いに乗っていた挑戦者小森氏に対し、不利な状況にもかかわらず
冷静かつ魅力的な議論を繰り広げ、会場を魅了したチャンピオン北林氏は
結果的に敗れはしたが、その能力の高さは会場全体に再確認されることと
なった。


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以上、観戦者の一人としての感想です。観戦された皆さんやご意見のある方から
も、ぜひコメントを!

投稿者 objectone : 17:07 | コメント (0)

O-One第2回優勝決定戦結果報告

【優勝決定戦】
議題:Web上のSNSを活用した新規事業企画のビジネスモデルは業務コンサルタントが立案すべきだ
肯定:岡島 幸男  否定:小森 裕介

【勝者: 小森 裕介】

初戦を勝ち上がった二名による第二回Object-One優勝決定戦は、
武闘派現場リーダーの岡島氏と、リベンジに燃えるウルトラディベータ小森氏の対決。
第一回戦は両者ともに議論の論理性だけでなく、それぞれのアピールによって会場を魅了し、
勝利を収めてきただけに、自然とディベートの盛り上がりを期待する。

岡島氏は魂に響く熱い議論、小森氏はやわらかく柔軟な議論の展開が持ち味。
それぞれの持ち味は存分に出しつつも、ディベートとしても
両者体験談を交えた具体性のある話を持ち出し、非常に内容の濃いものだった。
まさに第二回の優勝決定戦にふさわしい戦いだったと思う。

結果としては僅差で小森氏の勝利。
勝敗を分けたのは小森氏のリベンジへの熱意といえよう。
その気迫が会場にも伝わり、わずかな差を生み出したように思う。

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以上、観戦者の一人としての感想です。観戦された皆さんやご意見のある方から
も、ぜひコメントを!

投稿者 objectone : 17:05 | コメント (0)

O-One第2回 一回戦第二試合結果報告

【一回戦第二試合】
議題:Webシステム開発におけるオープンソースの利用はアーキテクトが判断すべきだ
肯定:中村 年宏  否定:小森 裕介

【勝者: 小森 裕介】

今回初出場の中村氏と、前回のリベンジに燃える小森氏の対決。
ディベータ中最年少ということもあり少し緊張気味な面持ちの中村氏に対し、
二回目の余裕とリベンジへの闘志から貫禄さえうかがえる小森氏。

しかし、いざディベートになれば中村氏もこれまでの経験に加え、若さゆえのアイディアを
駆使して力強い議論を繰り広げる。
一方小森氏は、力強さの中にもやわらかさを含んだ発言で、笑いや同意も取りながら
会場全体を巻き込んだ議論を展開。

結果としては小森氏の勝利。
敗者の中村氏は「緊張して少し硬くなっていた」というコメントがあったが、
その姿からはすがすがしささえ感じられ、好印象を残しつつ去っていく
という印象だった。
次回出場することがあれば中村氏は、今回の小森氏のように、
余裕ある議論を繰り広げることができるに違いない。
経験もさることながら、わずかな余裕からくる視野の広さが
勝敗を分けるポイントとなったように思う。

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以上、観戦者の一人としての感想です。観戦された皆さんやご意見のある方から
も、ぜひコメントを!

投稿者 objectone : 17:01 | コメント (0)

O-One第2回 一回戦第一試合結果報告

【一回戦第一試合】             
議題:アジャイル開発プロセスの導入はアーキテクトが判断すべきだ   
肯定:岡島 幸男  否定:小笠原 記子

【勝者: 岡島 幸男】

武闘派現場リーダーを自負する岡島氏に対し、
チェロ弾きのエンジニア、小笠原氏との異種格闘技戦となった初戦。
肯定派の岡島氏が武闘派の名のとおり、情熱のこもった 熱い議論を展開すれば、
対照的に小笠原氏は岡島氏の熱気に影響されることなく、
クラシックを奏でるかのような落ち着きで理路整然と議論を展開する。
「動」の岡島氏に対し、「静」の小笠原氏の戦いであった。

結果としては魂の叫びが会場、審査員ともに通じたのか「動」の岡島氏の勝利。
大会後の小笠原氏のコメントとして
「少しまじめにいきすぎました。」というのが印象的だった。

人の心をつかむためには理屈だけでなく、情熱という要素も必要だということを
感じさせる一戦だった。


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以上、観戦者の一人としての感想です。観戦された皆さんやご意見のある方から
も、ぜひコメントを!

投稿者 objectone : 16:32 | コメント (0)

O-One第2回結果報告

去る2月10日(金)、目黒雅叙園にて行われたDevelopers Summit 2006の、とりを飾るイベントとして第二回O-Oneが開催されました。

今回は4人のディベーターがトーナメント形式で優勝を争い、第二回優勝者を決定。
その後、第一回優勝者の北林拓丈さんとのタイトル戦を行いました。
その結果、 第二回Object-One優勝者として、小森裕介 さんがその栄冠を手に入れました。
また第一回優勝者の北林さんとのタイトル戦でも、僅差で小森さんが勝利を収め、
第二回優勝の栄冠とともに、タイトルホルダーとしての名誉も手に入れました。
小森さんは第一回の出場者でもあり、見事リベンジを果たした結果となりました。

投稿者 objectone : 16:27 | コメント (0)

2006年02月02日

第2回ディベータが決まりました!

前回優勝者の北林拓丈さん(日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社)にチャレンジするO-One第2回のディベータは、書類選考の結果、次の4名に決まりました。

小笠原記子さん(ウルシステムズ株式会社)
岡島幸男さん(株式会社永和システムマネジメント)
小森裕介さん(エスエムジー株式会社)
中村年宏さん(株式会社豆蔵)

各ディベータ紹介は、O-Oneホームページに掲載されていますので、ぜひご覧ください。

投稿者 objectone : 02:54 | コメント (0)